福祉の現場で生活相談員を目指す方へ

福祉施設に通う人や新しく入所する人の相談に乗る職業のことを生活相談員と言います。いわゆるソーシャルワーカーと呼ばれる職業を指します。ソーシャルワーカーになって介護老人福祉施設や短期入所生活介護等で勤務するためには、資格を取得しなければなりません。取得すべき資格にはいくつかの種類があり、最も有名なのが社会福祉士の資格です。資格を取得するためには、専門的な知識や技術を養成する大学や短大で学ぶ必要があります。また、専門学校でも認定されている学校であれば、資格は取得できるでしょう。

社会福祉士になるための講習では、教科書の内容に沿った講義を聞いて働くために大切な情報を得たり、相談員として他人の相談を乗った際どのような対応をすれば良いのかを学びます。講師が手本を示してくれるため、ケースに応じて実践的なことが学べるでしょう。このような講習と実技の授業を全て終えると、資格取得のための試験を受けることになります。

気になる試験の科目数は19科目とかなり多めですが、学校で学んだ知識や技術が身についていれば問題ないでしょう。試験に合格すると、その後社会福祉士として認められた事を示す認定書が届きます。これらのステップを踏んでようやく社会福祉士として認められ、生活相談員としての道も開かれるのです。高齢化社会に向けて、これから生活相談員を目指す人は、このような過程を踏まなければならないことを覚えておいてください。